肩の痛み

Q1　肩の痛みの原因は？

肩の痛みを訴えられる患者様の多くは、肩の関節のまわりの筋肉がこわばっています。

とくに首のつけね部分には、しこりになっている方がおおぜいいらっしゃいます。いわゆる「肩コリ」というものです。これらのこわばりを手技や治療器具で、痛みを軽減していきます。

四十肩かどうかを調べる方法として、腕を他の人に持ち上げてもらうことを行います。腕を持ち上げてもらってもあがらない場合は、肩の関節に問題があるので、一度整形外科の先生に診てもらうことをおすすめします。いわゆる「四十肩」です。

逆に腕が持ち上がる場合は、四十肩ではありません。肩のまわりの筋肉のこわばりが原因です。

腕を上げるときは肩の関節の動きだけではなく、肩甲骨が動くことによってはじめて腕が上がります。腕が上がらないのは肩のまわりの筋肉だけではなく、肩甲骨のまわりの筋肉のこわばりが原因であることが多いので、それらの筋肉のこわばりを取り除くことによって、腕があがるようになっていきます。

腕がしびれる原因の多くは、肩や腕の筋肉が腕の神経をさわっていることによります。腕の神経は、首からはじまり肩・腕のつけねの下を通って腕にむかいます。

よって、首・肩・腕の筋肉のどこかがこわばっていても腕はしびれるのですが、特に腕のつけねの下のこわばりが、腕の神経にさわっていることが多いです。

したがって、腕のつけねの下のこわばりをほぐすことにより、しびれが軽減されます。